しばらく前の夜のお散歩、

散歩途中の林の小道でラルゴ、エレンが一点を見つめ動かなくなってしまいました。

興奮して引っ張り始めてしまいました。

ここしばらくこんな興奮状態になった事はなかったのですが。

ネコちゃんもいる様子もなく、

ラルゴが興奮して進む先には、成ネコ位の大きさの生き物が

林の暗がりに横たわっていました。

わずかに手足が動いていたので

息はあるようですが弱っている様子。

エレン、ラルゴの興奮が凄くそれ以上確認は出来ませんでした。

帰ってこあらと一緒に、怪我したネコちゃんであれば保護しようと

うさキャリーを持って出かけました。

そして、保護したのがこの子。

DSCN1454.jpg

上の写真では一見ネコちゃんのようですが、ハクビシンちゃんでした。

慎重にタオルを使ってキャリーに移しました。
 
本当は結構凶暴な人のようです。弱っていたので無事保護できました。

疥癬に掛かっていて毛が薄くなっていました。

野生動物保護ボランティアをしているアレックスママさんにも

ご相談にして、翌日県の自然環境保全センターに連絡する事にして

この日は、疥癬に掛かっていることもありベランダでダンボールでキャリーを

覆って防寒して過ごして貰うことにしてりんごをキャリーに入れてみたのですが

結局食べる事は出来なかったようです。

翌朝、自然環境保全センターに連絡すると、受け入れてくれ治療してくれる事となり

(野生動物のハクビシンは勝手に飼う事はできません。

保護したら必ずセンターに連絡して指示を仰ぎましょう)

厚木市七沢のセンターまで急いで向かいました。

出発前には、まだ息があるのを確認したのですが

到着して確認すると動きがなくなっていました。

急いで鳥獣保護棟にむかって、職員の獣医さんに確認して頂きましたが

残念ながらすでに息絶えていて救う事はできませんでした。

獣医さんのお話しでは、疥癬が原因で亡くなる事は少なく、

タール状の便をしていた事からジステンパーではないかとの事でした。

保護されたタヌキ、アナグマ、ハクビシンの多くはこのこと同じ

ジステンパーと思われる症状で亡くなってしまうそうです。

犬では、ジステンパーは殆ど聞かなくなった病気ですが

野生動物では、かなり蔓延しているようです。

今回のハクビシンちゃんの様に病気で弱ていると住宅街に残った林の中で

亡くなってしまう子もいると思います。

そうなると散歩のワンコと接触して感染する可能性が出てきてしまう心配があります。

狂犬病予防注射をうって登録しているわんこは、

飼われているワンコの半分くらいではとの推計もあるようです。

そうなると予防ワクチンを打っていないわんこもかなりいると思われます。

一度、犬に感染してしまうと広がってしまうリスク高いのでは?

以外と身近に危険は今でも潜んでいますので

ワクチンの大切さを痛感した出来事でした。



ワクチンは、自分のわんこだけではなく

周囲の病気感染拡大防止のためにも重要

弱った動物の保護は、ウィルス感染の可能性もあるので

十分対策をして行おう。

保護後の触った手の消毒は十分しよう。

野生動物の保護は、センターの指示を仰ごう。
(勝手に飼うのは禁止されています)

残念ながら死亡していてもそのまま放置せず、

しかるべき機関に処理して貰おう。

犬、猫の予防ワクチンは忘れず受けよう。
(病気等でワクチンをうてない子も安全のためにも
予防ワクチン可能な子はしっかり受けさせよう)





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